事業者ローンは融資と消費者ローンの中間 事業者ローン(ビジネスローン)とは、個人...
事業者ローン(ビジネスローン)とは、個人が借りる消費者ローンとは異なり、個人事業主や法人名義で事業資金を借りるローンを指します。
対象は「中小企業および個人事業主」となっており、融資金額が大きい反面で事業用途に限られている場合が多く、ローンというよりも「融資」に近いものだと思った方がわかりやすいかもしれません。
金融機関や信用金庫などから融資を受ける場合、提出書類が多かったり審査に時間がかかったりするため、近日中にまとまった資金が必要な場合には向きません。
一方、事業者ローンは最低限の書類は必要ですが、最短で即日融資が可能で、遅くとも数日中に審査結果が出ますから、「取引先の支払いが遅れて、来週の給料日にお金が足りない」という場合にも対応可能です。
事業者ローンは、消費者ローンや融資と比較して、次のような特徴があります。
こちらは冒頭でも説明しましたが、事業者ローンはあくまで法人・個人事業主が対象ですので、事業主以外の個人が申し込むことは原則として出来ません。
また、銀行や信用金庫からの融資と比べて額が小さいこともあって、少人数で売上の少ない中小企業や個人経営の事業主や焦点オーナーが利用する事が多くなっています。
ビジネスローンは一般的な融資と比較して最大500万円前後と融資額が小さいこともあり、土地や設備が無くても無担保で借りることが出来ます。
また、第三者の保証が必要ないため、保証人探しをする苦労も必要ありません。
ただし、保証人が不要といっても第三者の保証が不要というだけで社長の連帯保証が必要ですし、3,000万円などの高額融資を希望する場合は担保として不動産が必要になりますので注意が必要です。
事業者ローンの審査は最短で即日融資、遅くとも数日中には審査結果が出ます。
来期に向けた設備投資の資金、等であればさほど急ぐこともないと思いますが、取引先への支払いや従業員への給与の支払いなど、すぐに現金を用意しないといけない場合に便利と言えるでしょう。
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